



環境省とDESIGN ASSOCIATION NPOは、「2020年までにCO2等の排出量25%削減」という目標を実現するために、世の中にデザインの力で低炭素型ライフスタイルを大胆に提案していくデザインアワードを環境省と共同開催しました。
デザインアワード初年度となる今年のテーマは「ウォームシェア・スペース〜いっしょに あったまろう。〜」。冬の間、過度な暖房に頼らず、自然に人が集まり温かさをシェアできる「新しい人間空間」を募集し、プロ・アマ・個人・企業を問わず広くデザイナーを対象とし、参加を呼びかけたところ、407件ものご応募をいただきました。
2月1日(月)東京ミッドタウンにて、 「Low Carbon Life-design Award 2009 表彰式」を行い、グランプリ(環境大臣賞)他、各賞を発表・表彰。また、表彰式に続き、本アワードの審査委員長である、隈研吾氏(建築家)をはじめ、審査員によるシンポジウム「デザインがつなぐ、住空間と環境技術 〜CO2 25%削減へ〜」を開催し、日経デザイン編集長の下川一哉氏をコーディネーターに迎え、CO2排出量25%削減に向けた新たな居住空間を提言する、ディスカッションが行われました。
また、2月15日(月)から2月28日(日)まで東京ミッドタウンにて、3月2日(火)から3月26日(金)までDIC COLOR SQUAREにて、グランプリ(環境大臣賞)をはじめ、受賞作品のパネルや模型の展示会を行い、CO2排出量25%削減に向けた新たな居住空間を提案する様々なアイディアを紹介しています。
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■グランプリ(環境大臣賞)
作品タイトル:『ATATA-KAYA』
受賞者:小田 真也(金沢工業大学 大学院生)
宮下 智裕(金沢工業大学 環境・建築学部 准教授) <作品コンセプト>
やまを守るために間伐した竹を砕きチップとし、その竹チップが醗酵する際に発した熱を構造でもあるアルミの大きな壁面が空間に伝えます。 その空間を皮膚のような蚊帳が柔らかく包み込み、あたたかな環境を創り出します。それはあたかも自然の中に作られた心地よい巣の様な空間となります。自然が生み出すエネルギーとそれを活かす材料特性、さらには日本人の持つ生活の知恵が重なり合うことで、人々が集い暖かさを分かち合う空間を創り出します。 |
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■準グランプリ(DESIGN ASSOCIATION 賞)
作品タイトル:『楽しいわが家(「わが家の試み」)』
受賞者:疋田 昌之(会社員)
<作品コンセプト>
わが家では集合住宅購入時に平面(間取り)に手を加え、寒さ対策と併わせて、Low Carbonを実現しました。ここでは、「持続可能なLow Carbon」とするための前提条件と、その方策の紹介、更なる展望を説明します。 |
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■審査委員特別賞
作品タイトル:『小さな森をつくる』
受賞者:森 秀人(株式会社ライティングM 照明デザイナー)
原田 愛(株式会社ライティングM 照明デザイナー) <作品コンセプト>
自然に人が集まり暖かさをシェアできる空間、そんなエコ空間(小さい森/ホットできる空間)を考えました。約φ10mの白い床、そこには2本の常緑樹と1本の落葉樹そして3つの休息できるベンチを配置します。そのベンチは地下のエネルギーを熱に変換し暖かいベンチになります。夜は太陽エネルギーを光に変換し行灯ベンチになり、人が集まれば集まるほど変化する仕掛を作ります。四季を通しても人が集まれる楽しい空間です。 |
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■日時:2010年2月1日(月)
12時〜12時50分(第一部:表彰式) 13時〜13時50分(第二部:シンポジウム) ■場所:東京ミッドタウン・Aホール
【第一部 表彰式】
2月1日(月)東京ミッドタウンにて、 「Low Carbon Life-design Award 2009」表彰式を開催。「デザイン性」と「実効性」、そして「実現性」を審査基準に、新しい住空間と環境技術やアイディアがデザインによって融合された受賞作品が選出、発表・表彰されました。
○グランプリ(環境大臣賞):『ATATA-KAYA』
「竹害」という社会問題と身近な暮らしの心地良さを結びつけた素晴らしい作品 (隈審査委員長)
○準グランプリ(DESIGN ASSOCIATION 賞):『楽しいわが家(「わが家の試み」)』
日本の風土や四季を的確にとらえた最も具体的な提案(浅葉審査委員)
○審査委員特別賞:『小さな森をつくる』
温泉利用や廃熱利用など、設置地域にあわせて応用が効く広がりのある提案 (藤野審査委員)
○佳作:18点
隈審査委員長は「デザインとテクノロジーの両面から審査できた」「世界に発信できる提案を選ぶことができた」と講評。小沢鋭仁環境大臣は「かけがえのない地球を守り伝える活動に、それぞれの立場からの協力をお願いしたい」と、来場者にメッセージを伝えました。
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【第二部 シンポジウム】
表彰式に続き、同会場にて「デザインがつなぐ、住空間と環境技術 〜CO2 25%削減へ〜」をテーマに、シンポジウムが開かれました。日経デザイン下川編集長をコーディネーターに迎え、パネラーとして同アワードの審査委員長の隈研吾、審査委員の浅葉克己、川崎健二、藤野純一の4氏が参加。藤野氏の「新たな社会のデザインをすることが大切だ。」というコメントを口火に活発な議論が展開されました。
その後、このシンポジウムの中で、隈氏「デザイナーはデザインだけでなく、実際的な環境活動にも関わるべき。」、浅葉氏「日本人全員に様々な維新が期待される時代。」、川崎氏「大きなテーマに立ち向かうデザイナーが求められている。」、藤野氏「優れた技術とデザインが融合すれば、環境にも人間にもやさしい社会が実現するはず。」と各パネラーが環境とデザインへの期待を述べ、最後にCO2削減のための新たな住空間の在り方について提言されました。
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