エコドライブニュース

エコドライブの普及による温暖化防止を呼びかける「エコドライブトークイベント」が行われました!

2007年9月13日(木)

チーム員である全日本学生自動車連盟はチーム・マイナス6%と連携し、8月27日(月)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて「第2回全日本学生対抗 チーム・マイナス6% エコドライビングコンテスト」を開催しました。 この大会は、温暖化防止に積極的に取り組んでいる全日本学生自動車連盟が、加盟校の自動車部とともにエコドライブの普及・啓発を目的として実施しているものです。

競技の開始前、モータージャーナリストの菰田潔さんとレーシングドライバーの脇阪寿一さんが参加して、エコドライブの実践を呼びかける「エコドライブトークイベント」が行われました。

■エコドライブトークイベント

菰田: 「今日は『エコドライビングコンテスト』が開催されますが、一見するとエコドライブとは関係がないようなレースの世界からゲストをお招きしました。脇阪寿一さんです。」
脇阪: 「よろしくお願いします。」
菰田: 「脇阪さんが出場されているGTのレースをはじめ、カーレースは大量のガソリンを使っているイメージがありますが、実はエコドライブと深い関係がありますよね。」
脇阪: 「そうですね。みなさんはレースというとガソリンをばらまいて走っているというイメージがあるかと思いますが、そうではありません。F1も同じですが、レースは、いかに燃費をよくしながら、パワーを出して早いタイムを出すかを競っているのです。ですから、クルマの足回りをよくしたり、レースに合ったタイヤを選んだりするのと同じくらい、燃費を計算しながらレースをすることも重要なのです。」
菰田: 「ガソリンにも当然、重さがあるし、一度にクルマに積める量も限られていますから、燃費よく走ることはレースの勝敗にも関わってくるということですね。」
脇阪: 「そうですね。」
菰田: 「特にみなさんが普段乗っている市販車はクルマ自体が重いので、それほどガソリンの重さを感じることはないかと思いますが、レースカーだと車体を可能な限り軽量化しているので、ドライバーはガソリンの重さにとても敏感になりますよね。」
脇阪: 「はい。でも、実はみなさんも普段から、その違いを感じていると思います。例えば、ほとんどガソリンが空になった状態から満タンにしてガソリンスタンドから出ると、ハンドルが重くなったような気がしますよね。それに、ブレーキの効きも、いつもと比べると悪くなったような感じがします。それはガソリンが増えたことで、クルマの重量も増したからです。もちろん、ガソリンを入れないとクルマは走りませんし、重くなるのは仕方がないことですが、でも逆に言うと、クルマの中の荷物を減らせば、それだけクルマがスムーズに動いて、燃費もよくなるということです。

実は僕も、一年ほど前までクルマの中にゴルフセットを入れっぱなしにしていました。必要のない日でも、常にトランクにゴルフセットを乗せてクルマを運転していたのです。でも、ある日を境に、必要のない時はそれを降ろしておくようにしました。すると格段に燃費がよくなりました。つまり、こうした普段の心がけ一つで、エコドライブは実践することができるのです。」

菰田: 「レースだと、早いクルマに対してウェイトハンディを課す場合がありますが、それを日常に置き換えると、必要のない荷物を積んで走るということは、自らウェイトハンディを背負って町中を走ることになる、というわけですね。」
脇阪: 「その通りです。ここにいるみなさんは、きっとそういうことに関心を持っていると思いますが、まだまだそのような事実を知らない方も多い。ぜひ今回学んだことをそれぞれが持ち帰って、周りの人にも伝えて欲しいと思います。」
菰田: 「そういう小さなことを積み重ねていくことが非常に大事ですからね。」
菰田: 「では次に、エコドライブにつながるドライビングテクニックについてもお聞きしたいのですが。」
脇阪: 「レースに例えてお話しをすると、タイヤが新品のときには、クルマも早く走れるし、無茶なブレーキングをしてもなんとか持ちこたえることができます。でも、レースが終盤になってタイヤが摩耗してくると、次第にブレーキの効きなどが悪くなっていきます。その時に、レースでは次のコーナーの角度などを想定してアクセルを早めに緩めていきます。そうすることで、スムーズにカーブを曲がることができるし、無駄にガソリンを使うことも、タイヤに負担をかけることもないわけです。」
菰田: 「タイムを競うレースで、アクセルを緩めるという行為について不思議に感じる方がいらっしゃるかも知れません。しかし、そのように僅かでもアクセルを踏むのをやめることで、多少はガソリンを使わずに済みます。つまり、燃費をよくすることにもつながりますよね。」
脇阪: 「そうですね。それにみなさんには、カーブに差しかかる時や、前を走るクルマとの距離が詰まりそうになった時は、それをあらかじめ予測して、早めにアクセルを緩めるという習慣をつけて欲しいのです。もちろんそのためには、進行方向以外の信号や、周囲の環境に常に目を向けておく必要があります。そのようにいろいろなことを想像したり、予測したりして運転すると、それが自然とエコドライブにつながっていきます。」
菰田: 「私も運送会社のドライバーにエコドライブを教えているのですが、信号機の話は常にお伝えしていることです。その場、その場でエコドライブを心がけるのではなく、少し先のことまで予測してエコドライブを意識する。これが安全運転にもつながります。つまり、スムーズに運転するということは、一般道でもレースでも、安全でエコなドライブになるということなのです。」
脇阪: 「まさに、その通りだと思います。ここで学んだことを一人ひとりが最低30名の友人や知人に伝えていけば、エコドライブを意識する人がもっと増えると思いますね。」


エコドライブの大切さを分かりやすく解説してくれた菰田潔さん(左)と脇阪寿一さん(右)


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