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猛暑だったり桜の開花が例年より早かったり、ちょっと変わったことがあると何でも地球温暖化のせいみたいな報道がされますが、本当なのですか。
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中国やその他の多くの途上国は、これから経済発展が進み、ますますエネルギー消費(二酸化炭素の排出)が増えるのではないかと思います。そのままほうっておいて、大丈夫なのでしょうか。
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二酸化炭素が増えると温暖化するというはっきりした証拠はあるのですか。
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EUは気温上昇を2℃以内に抑えるべきと主張しているそうですが、気温上昇抑制の目標はどういう考え方に基づいて決めているのですか。
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大気中の二酸化炭素は、海洋との間で大量に交換されていて、それに比べると化石燃料の燃焼で発生する二酸化炭素の量は桁違いに小さいと聞きました。そのわずかな量が大きな気候変動をもたらすのですか。
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成長中の樹木は二酸化炭素を吸収してくれるそうですが、木はいずれ枯れて朽ち果てるもので、そうなれば二酸化炭素を吐き出すことになって、所詮、植林などは温暖化対策としては一時しのぎではないですか。
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観測点の周囲の環境が変われば、気温データにも見かけの変化が出てしまうと思うのですが、地球全体の平均気温はどうやって求めるのですか。
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二酸化炭素濃度の上昇をどこかで止めるためには、二酸化炭素の排出量を現在の半分以下にまで減らさないといけないと聞きました。よほど生活の質のレベルを落とさない限り、そんなことは不可能ではないですか。
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テレビで見る、海に沈むと言われる島が、大潮の時に地面から湧き出した海水で膝まで浸かっている映像は、温暖化による海面上昇の影響!?
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コンピュータは1週間先の天気も当てられないのに、50年、100年後のことが判るはずがないのでは!?
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猛暑だったり桜の開花が例年より早かったり、ちょっと変わったことがあると何でも地球温暖化のせいみたいな報道がされますが、本当なのですか。
すべての変わったことが地球温暖化のせいとは証明されていませんが、地球温暖化が原因と言えることも多くあります。
先ず、地球全体での気温が上がっているということは観測上事実であり、これが人間の排出する温室効果ガスが原因である可能性もかなり高いと言われています。そして、既に多くの現象にて地球温暖化の影響であると有意性が認められています。
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【さらによく知りたい人のために】
・文部科学省・経済産業省・気象庁・環境省 (2007)
“『
気候変動に関する政府間パネル(IPCC) 第4次評価報告書
第1作業部会報告書(自然科学的根拠)の好評について
』 報道発表資料 平成19年2月2日”
・気象庁 (2007)
“IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約(暫定版)”
・IPCC (2001)
“Climate Change 2001 Impacts, Adaptation and Vulnerability” 1032pp
(
http://www.ipcc.ch
より入手可能)
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.12
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中国やその他の多くの途上国は、これから経済発展が進み、ますますエネルギー消費(二酸化炭素の排出)が増えるのではないかと思います。そのままほうっておいて、大丈夫なのでしょうか。
ほうっておいて、大丈夫ではありません。
これまで先進国がたどってきた発展パターンに沿って途上国が化石燃料を消費すると、地球全体の温室効果ガス排出量は増加の一途をたどり、温暖化はますます進みます。よって、途上国においては、温室効果ガス排出量の少ない経済発展を、省エネ技術の採用などによって進めていく必要があり、日本など先進国は、技術的な協力などをしていく必要があります。
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【さらによく知りたい人のために】
・
AIMワークショップホームページ
・日本エネルギー研究所
“エネルギー・経済統計要覧” (財)省エネルギーセンター (毎年発行)
・高村ゆかり、亀山康子〈編〉 (2005)
“地球温暖化交渉の行方” 大学図書
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.12
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二酸化炭素が増えると温暖化するというはっきりした証拠はあるのですか。
はっきりとした証拠はありませんが、かなり高い確率の証拠はあります。
二酸化炭素が増えると温暖化するか、はっきりとした証明をすることは、そもそもできません。それは、地球規模での気象現象を実験室でやるように何回も違うパターンで実験することはできないからです。ただし、二酸化炭素が増えると温室効果を高まるという証拠ならびに温室効果が高まると地表が温められるという証拠はありますので、状況証拠は十分にそろっていると言えます。
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【さらによく知りたい人のために】
・小倉義光 “一般気象学(第5章「大気における放射」) 東京大学出版会
・柴田清孝 “光の気象学” 朝倉書店(こちらはかなり専門的です)
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.11
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7
EUは気温上昇を2℃以内に抑えるべきと主張しているそうですが、気温上昇抑制の目標はどういう考え方に基づいて決めているのですか。
許容しがたい影響を回避するための気温上昇という観点と目標達成にかかるコスト(費用や労力)の観点から決めています。
目標を達成することで軽減できる影響被害量、目標を達成しても残ってしまう影響被害量、目標達成に要する排出削減のための努力量、これらを総合的に判断し、目標が提案されます。EUの2℃目標というのも、そのバランスを取ったうえでの、政策的判断であるといえます。
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【さらによく知りたい人のために】
・高村ゆかり、 亀山康子編著 “国際制度設計を展望して” 大学図書
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.11
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大気中の二酸化炭素は、海洋との間で大量に交換されていて、それに比べると化石燃料の燃焼で発生する二酸化炭素の量は桁違いに小さいと聞きました。そのわずかな量が大きな気候変動をもたらすのですか。
海洋との交換量に比べわずかな量ですが、大きな気候変動をもたらすのです。
海洋と大気との間の二酸化炭素の交換量は、900億トンでありますが、交換しているだけで海洋は大気中の二酸化炭素を増加させていません。気候変動は、大気中の二酸化炭素など温室効果ガスの増加によるものですので、人間が排出する二酸化炭素、年間70億トンが大きく気候変動に寄与しているのです。
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【さらによく知りたい人のために】
・
見て、読んで、理解する地球温暖化資料集
地球環境研究センター
・Siegenthaler, U., Sarmiento, J. L. (1993)
Atmospheric carbon dioxide and the ocean Nature 365, 119-125
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.10
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5
成長中の樹木は二酸化炭素を吸収してくれるそうですが、木はいずれ枯れて朽ち果てるもので、そうなれば二酸化炭素を吐き出すことになって、所詮、植林などは温暖化対策としては一時しのぎではないですか。
確かに一時しのぎですが、人類にとって重要な一時しのぎになりえます。
生長中の樹木は、大気中の二酸化炭素をその植物自体として、土壌有機物として固定化していきますので、樹木のない荒野に植林し、森林を育てることで、二酸化炭素を吸収してくれます。そして、その森林生態系が成熟すると、それ以上は吸収しなくなります。とはいえ、森林を増やすことで、二酸化炭素の固定化を図ることは、有効であると言えます。それは、かつては森林だったが、人類が切り開き荒野となった土地が世界中に多く存在するからです。
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【さらによく知りたい人のために】
・
陸域生態系の炭素吸収源機能評価−京都議定書の第2約束期間以降における検討に むけて− (2006) CGERレポートD039-2006
→ウェブサイト「
京都議定書における吸収源情報DB
」でダウンロード可。
・宮脇昭 木を植えよ! 新潮選書
・小林紀之 地球温暖化と森林ビジネス「地球益」をめざして 日本林業調査会.
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.10
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4
観測点の周囲の環境が変われば、気温データにも見かけの変化が出てしまうと思うのですが、地球全体の平均気温はどうやって求めるのですか。
地球上に分布する観測データは、まず緯度5度×経度5度に格子点化され、さらに面積の重みを付けて平均することで、全球平均気温が算出されています。
都市化などの観測点周辺環境の変化については、周辺の観測点との気温差が年々増大している地点を除くなどの対応が取られています。
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【さらによく知りたい人のために】
気象庁(編)
『異常気象レポート2005』(特に第2章「地球温暖化」) 気象業務支援センター
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.9
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二酸化炭素濃度の上昇をどこかで止めるためには、二酸化炭素の排出量を現在の半分以下にまで減らさないといけないと聞きました。よほど生活の質のレベルを落とさない限り、そんなことは不可能ではないですか。
生活の質のレベルを落とさなくても、二酸化炭素の排出量を現在の半分以下にすることは可能です。
「日本脱温暖化2050研究プロジェクト」の中間報告書によると、一人当たりGDPが年率2%で成長しても、エネルギー効率を高めたり、二酸化炭素排出量の少ないエネルギーを利用したりするなど様々な対策を組み合わせることで、日本のCO
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排出量を1990年に比べて70%削減できることを示しました。
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【さらによく知りたい人のために】
・ドネラ・H・メドウス, デニス・L・メドウス 『
日本脱温暖化2050研究プロジェクト
』
・枝廣淳子 (2005) 『地球のなおし方』 ダイヤモンド社
・金子勝 (2005) 『2050年のわたしから』 講談社
・エルンスト・U・フォン・ワイツゼッカー、エイモリー・B・ ロビンス、L・ハンター・ロ ビンス (1998)
『ファクター4―豊かさを2倍に、資源消費を半分に』 省エネルギーセンター
・新宮秀夫 (1998) 『幸福ということ―エネルギー社会工学の視点から』 日本放送出版協会
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.9
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テレビで見る、海に沈むと言われる島が、大潮の時に地面から湧き出した海水で膝まで浸かっている映像は、温暖化による海面上昇の影響!?
テレビではよく「ツバル」が「海に沈む島」として取り上げられます。ここでの現象は温暖化によって初めて生じるようになったわけではなく、未解明の複数の要因も関わっていると思われ、断定的なことは言えませんが、過去12年間の平均潮位の上昇傾向は、地球温暖化との関連性を否定できるわけではありません。
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【さらによく知りたい人のために】
神保哲夫(2004)
『ツバル 地球温暖化に沈む国』 春秋社
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.8(2006年11月)
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コンピュータは1週間先の天気も当てられないのに、50年、100年後のことが判るはずがないのでは!?
コンピュータを使って100年後の特定の日の天気を当てることは不可能ですが、大気と海洋を組み合わせたシミュレーションモデルを用いることで、100年後の気候を議論することは可能です。
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【さらによく知りたい人のために】
時岡達志、山岬正紀、佐藤信夫、気象の数値シミュレーション、東京大学出版会 スペンサー・R・ワート(増田耕一、熊井ひろ美共訳)
『温暖化の<発見>とは何か』 (特に第6章「気まぐれな獣」)みすず書房
出典:地球環境センターニュース Vol.17 No.8(2006年11月)
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