高校生が低炭素社会づくりを考える「Re-Style Talk Show Tour 2009」
最終回を飾ったのは鹿児島・神村学園
2010年3月30日(火)
地球温暖化防止啓発活動に取り組むJFN(株式会社ジャパンエフエムネットワーク)の系列38局ネットプログラムの「やまだひさしのラジアンリミテッドDX」では、番組リスナーでもあり次世代を担う高校生を対象とした温暖化防止の普及啓発活動として、「Re-Style Talk Show Tour 2009 『低炭素社会って何だ?』 in High School」を全国の高校で行っています。そのラストを飾る第11回目の参加校として3月18日(木)、学校法人神村学園高等部にて、本イベントが開催されました。
生徒たちの前に、番組DJであり、「うちエコ!」特命大使でもある、やまだひさしさんが登場。まずは、過去5回にわたって環境省と番組共催で実施された音楽とエコのイベント「Re-Style LIVE」の内容と、低炭素イベントとして環境負荷を低減するために導入した取組を紹介しました。やまださんは、「Re-Style LIVE」で実践した取組を生徒の皆さんの生活に置き換えると、「衣・食・住」ならぬ「技・食・住」というキーワードに集約されると説明。「技術」「食生活」「住環境」への取組を進めていくことが低炭素社会を構築することにつながると話しました。
続いては、もっと身近に低炭素社会を意識してもらうべく、地元ならではの低炭素社会づくりを紹介する「ご当地ゲスト」のコーナーへ。まずはクイズが出題されました。
『鹿児島県鹿児島市のある会社は、低炭素社会の実現に欠かせない車を開発しました。その車とは何を使って走る車でしょうか?』
(1)電気 (2)水素 (3)バイオエタノール
正解は、(2)の「水素」。そこで今回はご当地ゲストとして、鹿児島市にある水素エネルギー開発研究所の渡邊賢弐(わたなべ・けんじ)さんをお呼びしました。水素自動車は大手自動車メーカーが既に製品化していますが、それらは水素とガソリンを燃料として併用するハイブリッド車、または、水素と空気中の酸素の化学反応で生み出した電気で動く燃料電池車のどちらかだそうです。一方、渡邊さんが開発したのは、水素(Hydrogen)・空気(Air)・水(Water)で動かす『HAW(ハウ)システム水素自動車』。水素をエンジンシリンダーで燃やし、得られた燃焼熱でシリンダーに注入された水を瞬間的に気化。気化することで得られた爆発的膨張エネルギーをピストンに伝えて車を動かすという仕組みです。世界で初めて水を燃料として使い、しかもCO2を全く排出しないので環境にも優しい車。ハウシステムは、市販の自動車のエンジンを改造するだけで取り入れることができ、走行性能もガソリン車とほぼ同じだそうです。
では、渡邊さんはなぜ水素に注目したのか。水素は地球上に最も多く存在する元素で、エネルギーとして燃焼すると大気中の酸素と化合し、水になります。つまり、水から得られた水素が燃やされてエネルギーを供給し、再び水に還るというサイクルが完成しています。この「無尽蔵にある」「再生利用が可能」という水素の大きなメリットを生かしたのがハウシステムによる水素自動車というわけです。大手自動車メーカーからも注目されている、ハウシステムの水素自動車。今後は、水素を供給する水素ステーションの整備が普及の鍵だということです。
イベントのラストは、ガールズユニット「Juliet(ジュリエット)」によるライブを開催。「エコは小さなことから始められるので、今日をきっかけにみんなも興味を持って取り組んでみよう」と生徒たちにメッセージを贈っていました。また、終了後に行われたやまださんとのエコトークでは、やまださん持参の太陽電池パネルつきリュックに驚いていました。
2009年9月にスタートし、今回で全11回が無事に終了した「Re-Style Talk Show Tour 2009」。各高校でイベントを行い、その模様をラジオ番組「やまだひさしのラジアンリミテッドDX」で紹介することで、全国の高校生にCO2の排出をしなくても快適な生活ができる低炭素社会を広く伝え、行動のきっかけを作ることができました。
「Re-Style Talk Show Tour 2009」最終の第11回となる今回は神村学園で開催。環境への取組として、今回のイベントで排出したCO2を、バイオマス発電によるグリーン電力の購入によってオフセットしています。 |
「ご当地ゲスト」は、水素エネルギー開発研究所の渡邊賢弐さん。前日までアメリカ滞在でしたが、このイベントのために帰国し駆けつけてくれました。 |

Juliet(ジュリエット)のマイコさんがエコに関心を持ったきっかけは、マイ箸をプレゼントしてもらったことだそうです。 |
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