Re-Style Talk Show Tour 2009 『低炭素社会って何だ?』 in High School

第1回 MiChiさん第1回 MiChiさん

MiChi SCANDAL Dew
Spontania 伊藤由奈 福原美穂
ONE☆DRAFT ひいらぎ 秦 基博
Lil’B Juliet Coming Soon...


音楽をやっていくうえで、できるだけ何かをヘルプする

ライブの模様

-- 今回行われた、長野県飯田市にある長野県立飯田工業学校の『Re-Sytle Talk Show Tour 2009』はどうでした?

「こういうイベントは初めて。こんなふうな活動についても、詳しく知ることができて勉強になりました。環境が問題になっているというのはわかっているけど、どこまで大変なの?とか、何かをしたいけど、何をしたらいいのかわからないという人が多いなかで、それをわかりやすく、しかもやまだひさしさんのトークでおもしろく、生徒たちが飽きないように伝えていて。それに音楽を通してという新しいカタチで、すごいすてきだと思いました」

-- そもそも出演を決めた理由は?

「音楽をやっていくうえで、できるだけ何かをヘルプする―― それは環境の問題だけでなく、弱い立場の人をサポートすることだったり―― そういうことを手伝いたいと昔から思っていたんです。だから出演のお話をいただいたのは、とてもうれしかった」

-- ステージでは、お父さんが紙のムダ遣いにとても厳しかったと、やまだひさしさんと話をしていましたね。

「ありえないくらい厳しかったんですよ(笑)。とくに紙、片面だけしか使っていなくて捨てたりすると『もう片面を使ってから捨てなさい』と言う。両サイド使っていても、『こっち側は半分までしか使ってないでしょ』(笑)。『余った部分はメモ帳にしろ』って!どこまで使ってほしいの?と思いましたよ~。
ごみを細かく分けるのはもちろんなんですけど、普通にボトル入りの水を買うのも『もったいない』と怒るんですよ。ほかにも『残さず食べる』とか、厳しく言われましたね」

お父さんの厳しくも良いしつけの甲斐あって、モノを大事にすることが身についているMiChiさん。イギリスでは服のリサイクルも徹底していて、捨てることなく町中のスーパーにあるリサイクルボックスへ入れていたとのこと。ところが、東京の暮らしでは、もどかしい思いをすることも、たびたびあるようだ。

「使い捨ての行動に慣れてしまった自分もいるんですよ。ラクなほうに行っちゃうじゃないですか? 人間って自分をしっかり持っていないと流されちゃう。『昔はこんなんじゃなかったな』『こんなんだっけMiChiって?』と思う瞬間はいっぱいあります。もっとモノを大事にしていたし、そんなに次々と買わなかった。でも今では、ふつうに生ごみと一緒に服を捨ててたり。そういう自分を、いつの間に……って思いますよね。だから、立ち止まって見つめ直さなきゃいけないと、ほんとうに思う」

素直ですねと相槌を打つと、「正直すぎ?」と明るく笑うMiChiさん。屈託がないからこそ、クヨクヨもしない。

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環境の問題にもあてはめて感じてほしいですね。すべて『あなたしだい』だよ、と。

ライブの模様

「低炭素社会」という言葉は、MiChiさんにとって初耳だったようだが、ふだんからしている行動は、炭素(CO2)の排出を減らすことに、すでにつながっている。

「コンビニやスーパーで袋はもらわない。エコバッグを持ち歩いてるんですよ。忘れちゃったときは、持ちきれない量は買わない。自分のバッグに入れるだけ入れて、入りきらないものは買わない(笑)。これは、決めていることなんですよね。
あっあと、紙にはウルサイかも(笑)。スタッフにも言っちゃう。外で仕事の打ち合わせのときに、1つか2つで済む資料を6セットもコピーされると、『ちょっと多いんじゃないですか?』と言いたくなりますね」

自分がコントロールできる状況とできない状況を見極めるしなやかな姿勢がある。だからこそ、親しいスタッフには、口ウルサいねと笑う。

-- 人に言うとき、『どう思われるか?』と気になる?

「ないですね。行動は、自分がやるだけだし、すごい小さいことですけどね(笑)、たいしたことじゃない。それに自分の行動については、人の意見じゃなくて、自分のなかの“できるできない”だけのことだし。それに思っていること、信じていることをちゃんとはっきり言える人は、カッコイイと思う。自分もそうありたいです。そういう人は尊敬します。すべてにおいて」

これまで質問してきて、そのたびごとに「うんうん」「はい」としっかり受け止め、そして考えてから自分の言葉で、思うことをハッキリ言うMiChiさんは、清々しい。

-- 行動に移すことは、MiChiさんにとって勇気がいること?

「パッと思ったときに動くほうなので、そうでもない。でも、こういった環境問題についての行動で、MiChiもみんなも『できない』と思ってしまうのは、『面倒くさい』が先にあるから。―― そこですよね。『面倒くさい』を減らしていくと、ひとつひとつクリアしていけると思うんです。実際やってみると、面倒くさくないんですよね。
それにね、『自分一人これやってもな~』と思っちゃうのかな?『袋一枚いらないって言っても変わらないじゃん』って。でもそこで、意識を変える。『一枚でも全然違う、変わるんだ』って自分に言い聞かせることかもしれない」

強い信念をもって、周りに流されないように意識をもってMiChiさんは、行動している。その行動力を揺るぎないものにしたのは、『it's up to you(あなたしだい)』という言葉だ。

「MiChiのアルバムのタイトルそのままだけど、『もっとがんばれ』じゃなくて、『あなたはすごい力を持っているんだよ。あなたも何かをチェンジできるんだよ』と伝えたい。それは何も自分の人生だけでなく、環境の問題にもあてはめて感じてほしいですね。すべて『あなたしだい』だよ、と。
みんな何かやりたいんだよね、きっと。だけどどうしたらいいのかわからないっていう気持ちもあると思うから、まず一歩一歩、自分ができることから。そこからスタートすればいいんじゃないかな。苦に思わずに」

軽やかに、けれども決意のような芯のあるMiChiさんの言葉は、むずかしいことではなく、「やるだけなんだよ、自分しだいだから」と背中を押してくれる。

MiChiさんの”低炭素の友” 『自転車』
ちょっと前までは、もっぱら移動手段はチャリでした(今は、クルマでの移動が多くなってしまっているけど)。運動にもなるし、CO2を排出しないから環境にもいいと、みんなにHappyだったのに……、ちょっと復活させたいですね(笑)。
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プロフィール
MiChi
1985年生まれ(日本とイギリスのミックス)。幼少時代を神戸で過ごし、1995年イギリスへ。シンガーを志すことを決意し、18才で再び日本(東京)へ戻り、間もなく本格的な音楽活動をスタート。誰もが振り返るルックスとパンキッシュなパフォーマンス、そしてエレクトロ的サウンドが受け、2008年10月、「PROMiSE」でメジャーデビュー。翌年09年、2月にセカンドシングル「ChaNge the WoRLd」をリリース。ファースト・フルアルバム「UP TO YOU」が発売中。

公式サイト http://www.michiness.com/

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