

-- 今回訪問した、山形県立置賜高校とは、縁があるそうですね。
大西春奈(以下H)「春に、最初に出会った畜産科の生徒さんたちが文化祭の実行委員になって、中心になってまた呼んでくれたんです。手紙をたくさんくれて、すごい感激しました」
-- Talk Showとライヴのあと、最後の最後でサプライズがあったとか?
清水悠(以下Y)「最後に生徒の皆がステージに登場して、やまだひさしさんと私たちに、花束と色紙をくれたんです!」
H「やまださんも、ラジオのスタッフも、そんなことがあるなんて、誰も知らなかった。すごい抜き打ち!その花束は、生徒の皆が栽培したダリアなんですよ~! それから垂れ幕が下りてきて。もうめっちゃ感激ですよ!!(笑)」
ふたり「うれしかったね~」
-- ステージで、やまださんとも話をされていましたが、おふたりは、ふだんの生活で何かエコロジカルなことでやっていることがあるそうですね?
H「やまださんに教えてもらうことのほうが多いです(笑)。ちょうどやまださんに出会ったころ、エコに関心を持ち始めて、より興味を持ったという感じですね。洗剤はなるべく使わないようにしようとか、地元の野菜を食べようとか、そういうことをちょっと始めていた頃だったんですね。今回のTalk Showでも、やまださんは社会のしくみや社会作りという大きな視点でエコを考えてらっしゃるので、すごい勉強になりました。なので、地元で採れた野菜などを食べることが、お金の問題だけじゃなくて輸送燃料を減らすことになって、それが環境にいいんだということがわかりました」
-- 清水さんは、ステージでやまださんから「あれから(春に置賜高校を訪ねてから)、何かやっている?」とつっこまれていましたね?
Y「そうそう(笑)。前回のとき、ふつうの洗剤を使っていると話したら、つっこまれて(笑)。改心して今では、合成界面活性剤の入っていないような石けんや重層を使っています(笑)。 あとは、ほんとうにちっちゃいことですが、キャンペーンで訪れた先のホテルのアメニティの歯ブラシを使わないで、持って行った自分の歯ブラシを使うとか、そういうくらいですね」
H「シーツも連泊でも換えてもらわない。『換えないでください』という札をかけておくと、そのまま。1枚1回ぶんのタオルの洗濯ぶんが、自動的に森林保護の寄付に回ったりするホテルもあるので、できるかぎりやっていますね」
Y「1室でこれだけ使われると思うと、ホテル全室数考えたら、すごい量ですよね~? 『うわ~こんないっぱい~』と思うと使えない(笑)」
-- 一人でやってもなぁ、めんどうくさいなぁと思うことは?
H「私はどちらかというと『がんばって続けよう!エコだし』と思うタイプでしたが、続かない(笑)。けれどだいぶ応用が効くようになったので、あまりそういうことを思わないようになりましたね。それにめんどうくさいなぁと思うと、置賜高校の生徒の皆のことをやっぱり思い出しますよー」
Y「そうだね。私は、やまださんの声がこだまします(笑)」
H「あはは。でも忘れてしまうこともある。例えば歯ブラシを忘れたからといって、歯を磨かないわけにはいかない。そんなとき『私はダメだー』とダメ出しするのではなくて、それはそれで歯ブラシを使わせてもらって、そうじゃない他のところで変換する。例えば油を使わなかった料理の皿は、洗剤は使わないでふつうに水だけで洗うとか。もう着られなくなったTシャツで油汚れを拭き取ってから洗うとか、小さいところで置き換えていけば、結果続くと思うんです。だから気張らない、意固地にならずに長く続けること、ムリしないことが一番なんじゃないかなと思います。」
Y「そうそう、気張らずに。『エコ』って思うからできない。『エコバッグ持って買い物行くぞ』というより『かわいいバッグ持って買い物行こう~』くらいな気持ちでみんなでエコを楽しめたらいいなぁ~と思います」
H「悠は悠の生活の中で、悠のエコスタイルがあると思うんです。私は私のスタイルがあるように。そういうのを見つけられたらいいですね」

柔軟な考え方とその実行していく姿勢が、なんともさわやかなふたり。それは「こうあらねば」と思いがちなエコアクションを、「できることをできるときに」とゆるりとほどいてくれる。それが積み重なって、変わっていくのかもしれない
またふたりは、置賜高校の生徒たちから、たくさんの勇気をもらったという。そして見落としていたこと、見失っていたことを思い出せてくれた、と話す。
-- 見失っていたものとは何ですか?
Y「手紙を書いて、私たちをもう1回高校に呼ぶとか、最後にステージに登場してびっくりさせるとか。そういうことをやれてしまう高校生の勢いってすごいなーと、最初は感心していたんですよ。『パワーあるわ』って(笑)。でも、そういうパワーや勢いって、私も高校時代には持っていたと思い出したんです。別に彼らだけじゃなくて、みんな持っているものだなぁって思って。忘れちゃっているだけで」
H「大人になればなるほど、一人でやることが、どれほどちっぽけなことかってわかるじゃないですか? それって、エコロジカルなアクションでも同じなんですけど。だから途中であきらめたりやめちゃったり。文化祭にアーティスト呼ぶなんて、実際ムリと思うんですけど、でも高校生の彼らの勢いは、絶対呼んでやる!って(笑)。『自分たちじゃムリ』ときっと思ってないし、『ダメでもやってみよう』と思う。そういう勇気というか、気持ちを思い出させてもらったんですね」
もしかしたら、ものごとに「絶対ムリ」はないのかもしれない。そんな先を心配しないで突っ走れる勇気や潔さは、みんな心の奥に持っている。それをたまに思い出して、心の奥から取り出して磨いてみるといい。そうしたら意外と事は、簡単にできるし、続けられる。それは一人とかちっぽけなこととかは、あまり関係ない。もちろんエコのことでも同じことなのだろう。

清水悠さん "マイボトル"
「某魔法瓶メーカーの営業社員の方に熱く紹介されたのが、きっかけでしたが、寒い夜の帰り道に「あったかいお茶があれば~」と思ったときに、マイボトルを持っていたのを思い出して、一口飲んで、ほんとうに感激しました。ホッとして。この体感、忘れがたくて、みんなに勧めています(笑)」
大西春菜さん "地元産の野菜"
「近所のスーパーで売っている地元で採れる無農薬の野菜が、おいしくて大好きです。おいしいのでついついヘタも皮も食べちゃう。そうしたらゴミ袋のサイズが10リットルから5リットルに減ったんです。目に見えてゴミも減って驚きました。こういうエコなら、続けられますね」
